――何度、今日をやり直しても、やっぱり“今日”がやってくる。


いつからだろう?

ふとした瞬間から、六月一日から抜け出せなくなってしまった。

寝て起きても、どこか遠くに行っても、――たとえ、“今日”の途中で死んだとしても、気が付いたら六月一日の自分のベッドの上で目を覚ます。

六月二日に行くことも、死ぬことさえも許されない閉ざされた六月一日の中で、今日も今日とて僕は飽きずに息を紡ぐ。


「たすけて」?

「ここから出して」?


……言ったさ。


そしたら笑われたよ。


“異常者”ってな。


はて?


“異常”って
なんだっけか?


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この作品には、グロテスクな表現が含まれています。

執筆日:2014/04/05

この作品のキーワード
ホラー  グロテスク  輪廻  六月一日  繰り返される    異常  無限ループ  狂気  非日常 

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