傘下の組長さんたちの自宅でのお花の入れ替えもとても楽しく


いくたびに仲良くなった。


堅気から姐さんになった人だけじゃなく極道の家から姐さんになった人たちもいたけれど、悩みや気持ちは同じだった。


「好きな人のところにお嫁に行けるだけ羨ましい。」


そんな風に言ってた。


だけど「今は一緒になって良かったと思うけど、最初は売られたような気分でたまらなかった。」


すっかり笑い話のように聞かせてくれるから安心するけれど


やっぱり姐さんたちの気苦労はどこも同じだ。


見えない緊張感が隣合わせでいるからだ。


感じさせないようにしようという思いと気づかないふりをしよう。


そんな思いの交差する場所なのかもしれない。



そんな暮らしの姐さん達との話しは本当に楽しく


今度姐さんバス旅行しようなんて話が出るぐらい盛り上がったりもしたし


佐和子さんと由香里さんが一緒にいるように


他の姐さんが遊びにきている事もあった。


二宮さんのところは組の事務所が多かったけれど


奥様のお話をしたら、私がイヤじゃなければ行ってやって下さいと言われた。


イヤな理由がない。


奥さまの邪魔にならないかと聞いたら


喜ぶと思うと言っていた。


だから、それ以降はご自宅へ伺うようになった。





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