【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「じゃあ一緒に行くか。」


「え?」


「不満かよ。」


「え?いや、全然不満なんてないよ。そりゃ嬉しいに決まってる。」


どこでミスったのか、よくわからないけど


温泉に行くことはOKだ。


隼が一緒じゃない方がいい?


それも違う。一緒だとすごく嬉しい。


「お袋いらなくね?」


「え?」


完全にミスってる気がした。


「また4人で行こうよ。家族旅行。奏くんも行くかな。」


「行くわけねーだろ。」


「だよね。」



「ねぇ。隼とだけ言ったら由香里さん怒ると思うよ。」


隼の服を引っ張りながら言うと吹き出して


「絶対怒んだろうな。」


「響さんも行けるかな?」


「二宮んとこの問題片付いたから平気だろ。」


「そっか。」






< 162 / 490 >

この作品をシェア

pagetop