【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


「結衣さん、明日5勝目、6勝目、続けてとってきてくだせぇよ。」


笑いながら植木さんは食事をしに席へ戻った。


それを聞いた隼が


「先代にまで白旗あげさせたら向かうとこ敵なしだな。」


「結衣は白川や上条からも不戦勝で勝ち取ってるしな。」


「え?白旗あげてないから挑まないと。」


あはははは




食後のお茶を入れると明日の準備の為に部屋へ戻った。


隼はわたしを思い、


私は隼を思い


楽しい話題と笑顔で乗り越えて行こうと


口にはしないけれどお互い思っていることはわかりあい、


また隙間のないほど寄りそって眠りについた。





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