【完】甘い香りに誘われて 2 *極道若頭×姐さん修行中の♀


右側とは会話が弾むけど左側は


「結衣。」と呼ぶ一方通行。


フンッと顔をそむける私に由香里さんたちは笑っていたけれど


組員さんたちは心配そうで、


ふと目があった植木さんも困った顔をしていたからVサインを送ったらやっと笑ってくれた。



食事が終わり、いつもなら隼と部屋に戻って出かける仕度を手伝うけれど


今日は由香里さんたちと一緒に由香里さんの部屋へ行った。


そして「隼が刺青を入れようとしている。」という話しをした。


由香里さんも驚いた顔をしていて


響さんは、あぁって顔をしてた。


「ちょっと待ってあんた聞いてたわけ?」


「まぁな。」


「はぁ?」


由香里さんも怒りだした。


いや・・・由香里さんたちまで喧嘩になっては困る。


「パパとママは喧嘩しないで。」


慌ててとめたけれど


「結衣、こっちの事は気にしないで。結衣はあのバカやっつけなさい。」


由香里さんに言われていったん部屋に引き揚げることにしたけれど


ここから1人では戻れない。


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