大工さんに恋していいですか?おまけ追加中
12.現場で事件?!
・・・そして、本格的に始まったリフォーム。

最初に来た業者は、解体業者。

壁を抜いたり、水回りの撤去、始まって2日後には、

骨組みだけになっていた。


…全く原型が無くなった家。

三浦さんは、事情を知っていて、壊れるくらいなら、

しっかり補強し直してくれればいいと、笑顔で言ってくれた。

その事に感謝しつつ、でも、やっぱりこれを見れば、

寂しい思いをするに違いない。


「お疲れ様です」

私は外回りの間に、業者さんに差し入れした。

皆、とても喜んでくれた。


季節は何時の間には、秋から冬になろうとしていて、

外の気温もぐっと下がってきていた。

温かいコーヒーで、暖を取った業者さんたちは、

また仕事を始めた。



解体工事が終わり、大工である博さんと、一級建築士である飯塚さんは、

診断結果の書類を元に、補強や、新に付ける柱について、

色々話し合いを重ねた。
< 188 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop