月を超えろ
第一章

「暑い…」


起きたくないけど、今日からまた新しい週が始まる。何もしてないのにあっという間に週末が終わりまた会社。


「ハァー」


私は大きなため息をつきながら眼鏡をかけた。


朝の準備は時間との戦い。いつもと同じ様に軽くファンデとアイメイクで化粧をし地味なスーツに着替えヒールの低いパンプスで家を出て、朝の満員電車に揺られること30分。


< 1 / 12 >

この作品をシェア

pagetop