ペナルティ

孤独と鼓動


自らではないけど新撰組に入って数日

私はてきぱきと家事をこなしている


女中初日、初仕事は夕飯作りだった

みんなは私が料理ができるとは思っていなかったらしく、驚いていた


今は洗濯中

もちろん今の時代に洗濯機があるはずない

つまり手洗いだ

冷たい水との格闘を何時間もするこれだけは何日たってもなれない

昔の人は大変だったんだなぁ


「祐姫ちゃん祐姫ちゃん」

「………」

「祐姫ちゃーん」

「…何」

「試合、しましょうよ♪」


沖田はというと、この間から試合試合といってばかり


「はぁ…だからいってるでしょ、私は女中だから試合はしないって」

「良いじゃないですか女中でも試合♪」

「無理、私は仕事中」


沖田と話してる間でも私は黙々と洗濯をする


「じゃあ手伝います」

「……は?」


沖田は私の隣に座ると腕捲りをして着物に手を伸ばした





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