彼の秘密と彼女の秘密



___瑠璃___


「珍しいね、2人仲良くしてるの」

「瑠璃もここおいで」

凛が自分の横をぽんぽんと叩く。
凛の横に座って凛と同じように脚をぶらぶらさせる。

「瑠璃、ちょっと話があるんです」

「なぁに?」

「瑠璃はここに住む事をご両親にお話になりましたか?
僕も嵐も瑠璃がここにいてくれる事はとても嬉しいんですよ。
でも軽率だったのではないかと危惧しているところもあります。
なにせここには男が2人もいるのですから」

瑠璃は膝を抱える。

「...い」

「??」

「両親は..もう...いないの...」

「どうしてか聞いても大丈夫ですか?」

「うん。私の家の家系は不思議な力を持って産まれてくる女子が多いの。
天女の子孫だという言い伝えもあるの。私が15歳の時に自分の力に目覚めた時、
無意識に暴走してしまって...。その時...父上も母上も死んでしまいました」

「では現在はどなたが後継人なのですか?」

「父方のおじい様です」

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