ごめんね、

仲間なんて馬鹿みたい。

気がつくと保健室のベッドに居た。

目の前には

心配そうに私の顔を覗き込む龍と瑠璃飛。

「良かった。急に倒れたから心配したわ。ただの疲労だってさ。」

そう言った瑠璃飛に

「どうも。」

と軽く会釈をし保健室を出る。...はずが、

「仲間なんだから助け合って当たり前。」

何て意味不明な事を龍が言うから

保健室の中へ逆戻りした。

「あんた何言ってんの?頭大丈夫?」

こう言ったら殴られると思ったのに、

「俺は仲間は殴らない。」

とこめかみ辺りをひくつかせて

どす黒いオーラ全開で私に近づいてきた。

「は?」

私が理解できずにいると瑠璃飛が言った。

「言いたいこと言い合えたら、

そいつはもう仲間だろ?」

仲間とか...要らない。

本当に言いたいこと何て、

私は何も言えてない。
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