最悪から最愛へ
「必要ない?」


「そうよ。感じるまま、進んだらいいよ。後悔することなんて考えないのよ。のんびりしていたら、逆に後悔するかもしれないよ」


後悔したくないから、よく考えて、受け入れる気持ちが出来たらと思っていた。何を選んでも後悔することはあるかもしれない。

直感で動く時なのかもしれない。悩んではいるものの、受け入れたい気持ちはある。あれこれ悩む前に行動してみてもいいのかもしれない。


「分かった。江梨子、ありがとう。進んでみるよ」


「うん。私はいつでも渚の味方だし、ずっと応援してるよ」


友達の応援は心強い。母は強しなのだろうか。以前の江梨子はこんなに強くなかったのにと渚は昔を思い出した。

確実に時は流れていることも同時に感じた。
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