うつくしいもの

「私は遊びじゃないから、いいですよ!

涼雅さんの事、本気で好きだから」



私は本当に好きだから、悔いはないはず





「そう?

なら、遠慮はしないから」


そう言って、再び私の体を求め始める




ついさっき、好きならこの行為に対して後悔をしないと思っていたけど、

涼雅が自分の体に入って来た時の尋常じゃない痛みを感じ、
激しく後悔してしまった




もう2度とこんな事をしたくない、
とさえも思ってしまった


それが涼雅であっても




終えた後はそんな事を忘れて、

胸中に幸せな気分が広がっていたけど




< 49 / 373 >

この作品をシェア

pagetop