俺様編集長サマにLOVE NONSTOP!
恋人は俺様ですから


編集長のマンションは、会社から車で10分ほどの場所にある。

15階建ての2LDKだ。

部屋はその15階にあるから、リビングからの眺めがいい。

少し夜景を満喫したいところだけど、編集長から抱きしめられてその時間は無くなった。

「平瀬…」

名前を呼ばれ唇を塞がれる。

今度のキスは、会社でしたのものとは全然違っていた。

舌を絡ませるキスに、思わず声が漏れる。

その瞬間、その場に押し倒された。

「ま、待って編集長。わたし、ベッドに行きたい」

「あ、そうだな。悪い、ちょっと焦ってた」

優しく笑みを浮かべた編集長は、わたしを抱きかかえるとベッドへ運んでくれた。

シングルベッドからは、編集長の甘い香りがする。

「香乃子って呼んでいいか?」

手際良くシャツを脱いだ編集長ほ、わたしを見下ろしながらそう言った。

すごく引き締まった体…。

この胸に抱かれるのかと思うと、ドキドキを通り越してボーッとしてしまう。

「うん、いいよ。わたしも、二人きりの時は亮平って呼んでいい?」

「ああ」と、優しく微笑んだ編集長と唇を重ねると、わたしたちはその夜、体を重ねたのだった。
< 115 / 246 >

この作品をシェア

pagetop