LOVE・ホテルに行こう。

5

「では、私達の結婚を祝して乾杯~」


「それ、自分で言うか?」


綾子さんの部屋で飲み会をしようと誘われて圭吾とお邪魔した。


「圭吾、紹介してくれよ」


今日初めて顔を合わした信平さんが私の紹介を待っていた。


「会社の先輩の木崎美久さん。こっちが‥」


「長沢信平です。綾子の婚約者兼、圭吾の友人です」


「木崎です。この度はご結婚おめでとうございます」


軽くお辞儀をして挨拶をした。


「会社の先輩じゃなくて彼女の木崎美久さんでしょ?俺の木崎美久さん?」


からかう綾子さんに


「うるさい。信平、今ならまだ引き返せるぞ。
綾子でいいのか?一生を無駄にしていいのか?」


圭吾が言い返す。


アハハと豪快に笑う信平さん。
体型もガッチリとしている。
顔はタレ目が特徴的で優しそう。
隣の綾子さんとお似合いだなって思った。


「圭吾はそう言うけど信平が結婚、結婚ってうるさいから私が折れてあげたのよ」


「そう言うこと。付き合ってからずっといい続けて早4年。長かった~」


「そうなんですか?綾子さん幸せですね。
一途に思ってくれてるって憧れます」


「美久さん、わかってるな~。
綾子、聞いた?」


「美久さんは信平の事知らないからそう言うのよ」


その後、綾子さんが信平さんとの出会いを話してくれた。


圭吾と信平さんが綾子さんのお店に食事に行き
そこで信平さんが綾子さんに一目惚れした。


すぐに交際を申し込むも返事は撃沈。
綾子さんが年下の信平さんを男として見れないと言う理由で断ったらしい。ちなみに綾子さんは私より1歳年上。信平さんとは3歳違う。


それでも諦め切れなかった信平さんはお店に通いつめ全種類のメニューを制覇したそうだ。


3ヶ月過ぎた頃、可愛そうに思えてきた綾子さんが友達からならいいよと告げ付き合いが始まった。


友達から始まった交際の1ヶ月後にはマンションを解約し綾子さんの部屋に転がり込んで来た。渋々、受け入れる形となり同棲し始めた。


それから4年。
現在に至るとの事だ。









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