ジグソーパズル

ゲーム

私も亜蓮も顔を真っ赤にして、テレビを見つめる。


テレビには可愛い二次元女子が数人いて、誰にするか選べと書いてある。


そう。


亜蓮が買ってきたゲームは『恋愛シュミレーションゲーム』だった。


私たちは亜蓮の部屋の大きいテレビの前で、密着した状態。


亜蓮が気まずそうに言った。


「え、と。アオ???誰がいい??」


え!?私!?


私は亜蓮の顔を見ないまま言った。


「えーーーっと。…亜蓮の好みでいいんじゃないかな?」


「そ、そうか」


「お、おう」


私たちは片言口調で会話する。
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