二人は甘い初恋関係
Process*2

笑みが零れたお昼休み

「小春川、おはよ。」


「あっ、お…おはよう。」


水城君と友達になって、数日経った。


毎朝、水城君は…わざわざ私の席まで挨拶をしに来てくれる。


ごく自然な挨拶の水城君に対して、私は…不自然なぐらい、ぎこちない。


友達なんだから、もっと自然に…とは思うんだけど、なかなか上手くいかないんだよね…。


苦手意識を克服するための協力をしてくれてる水城君のためにも、自然に話せるように頑張らなきゃ…とは思うんだけど… 


いざ…面と向かって水城君と話すとなると、肩に力が入っちゃう…。


声は少し震えるし、上擦ったり、裏返ったりする…。


変に緊張しちゃうんだよね…。


自然に話すって、難しいな…。

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