――そうして。
あっという間に忙しい月日は過ぎ、センパイとパリに来てから一年が経とうとしていた。



あたしよりも少し前に発ったセンパイが、ふたりで住めるアパートを探してくれていて。

そこは、パリ郊外のワンルーム。
小さいけど、キッチンとか寝室は別れている可愛い部屋だった。

壁紙は白一色。
床はナチュラルなウッド調で、家具は青と白で統一されている。

まるで、カリブ海を思わせるハイセンスなその家具たちは、もちろんセンパイが選んだ。



そして、パリのファッションショーにいつか自分たちも携われるように、今は必死に勉強してる。


慣れない海外。
慣れない仕事。

もちろんツラい事の方が多いけど。



でも……今あたしは、大切な人と一緒なんだ。

だから、頑張れる。





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