「結衣ちゃん、大阪きて。」


八重さんからの元気のいい声がスマホから響いた。


「行きたいって話してたんだけど響さんも隼も忙しそうだから…。」


「大丈夫や。ちゃんと了解もらっとる。」


「わーい。」


「それにやな…。」



八重さんの話しによると、福岡からも誰か来るらしい。



「うちと藤堂組からお願いがあるよって大阪へ来てくれゆうたんや。」


八重さんはいつもの勢いのある声で教えてくれた。


「八重さん、私ルールとか良くわからないので教えていただきたいんですけど…。」


「なんや?」


「藤堂も近藤組もお願いがあるんですよね?」


「そうや。」


「お願いする方が行かないで呼ぶものなんですか?その辺りがよくわからなくて。」


「あぁ…そうか。結衣ちゃんなら自分で行きはるか。」


「ルールとかないならです。お願いは自分で行かないとダメだと思ってました。」


「ほな、また後で連絡するわ。」


八重さんはクスクス笑いながら電話を切った。






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