死神と吸血鬼を好むようになった人間の過程
とろける湿布
いきなりだが、私は小六の途中までスイミングスクールに通っていた。

週に一回きりだったけれども、今から考えてみれば、そのお陰で体重も食べる量に比べて余り増えなかったのかもしれない。


また、お世辞にも運動が得意だったとは言い難かった私が、唯一体育の授業で人並みの成績を収めることができた。
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