貴方に魅せられて
息抜き
夏休みに入った。
私はほとんど部屋から出ずに
机にかじりつくように生活していた。

ティータイムを
いつもリビングで過ごす由香里さんは
私を心配してか
紅茶とお菓子を私の部屋に運ばせて
私とティータイムの時間を
無理やりでも作ってくれた。

「頑張るのはわかるわよ?
でも、このままじゃ煮詰まっちゃう…
息抜きでもしたら?」

由香里さんはそう言ってくれる。
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