公用車が停まったのは、女の子なら誰でも憧れるような素敵な洋館の前だった。

 赤いレンガにステンドグラスの窓。

 ステンドグラスは花の模様でとても可愛い。

 玄関を灯す明かりは、チューリップの花の形をしていて柔らかな感じを受ける。

 玄関にはたくさんの薔薇の花。

 女の子の夢が詰まってるような家だった。

 こんな家に住めたら素敵だろうな。
 
 仕事が終わって家に帰ると、こんなに綺麗な花が疲れを癒してくれる。

 よく手入れされているのがわかる。

 恵まれた環境。

 一条さんは高層マンションに住んでると勝手に思い込んでいた。

 私が唖然としていると、また私の表情を読んだのか一条さんがクスっと笑った。

「イメージと違う?親父が母さんのために設計した家でね、俺はここで育った」 

 そう説明する一条さんの表情は、とても幸せそうだった。

 きっと、家族との思い出の詰まった大切な家なのだろう。

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OL  御曹司  イケメン  地味女  上司  意地悪  腹黒  シンデレラ 

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