「朝歌~、こっちこっち」


東横線から降りると、友栄ははつらつとした笑顔で出迎えてくれた。

同い年の36歳。
高校からの親友。

長らくキャリアウーマンとして社内に君臨してきた彼女は、この度、めでたくリッチなメンズをつかまえて、婚約の運びとなった。

源士の浮気を目撃したのは、友栄の婚約祝いの帰り道だったわけ。


「ランチ、行こ♪素敵なお店があんの」


「馴れた?このあたりは」


「ま、ねぇ。遊ぶっていったら、独身時代は夜の六本木とか麻布なんかが多かったから、こういうのんびりしたトコで暮らすって新鮮よね」


いちいち、キャリア感出してくるわね~。

こちとら、就職4年目で結婚して以来、郊外で専業主婦だっての。
夜の六本木も、自由が丘ランチも知らねっての。

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浮気  ダイエット  夫婦  主婦 

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