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（４）恋バナ

やっぱり朝はいつも通りの笑顔で見送られた。

こんなにいつも通りでいいのかな。

そう思っていたら、頭に手を置かれた。

「何か期待してるの？」

意地悪な瞳が近付いてくる。

私は驚いてブンブン首を振った。

「ハルは可愛いな」

もう自分でも真っ赤になってるのがわかった。

全然、いつも通りじゃなかった。

「……いってきます」

「いってらっしゃい」