引き立て役よさようなら(番外編追加)

不安定な気持ち

どうしよう・・・・電話しろだなんて・・・
もしかすると美由紀は自分に彼氏がいるなんて思ってないのかもしれない。

だからわざと目の前で電話をしろといったのか・・・
いない訳じゃない。ただ、相手が相手だけに・・躊躇ってしまう。
だが美由紀からは早く電話して聞いてほしいと言われるし・・
仕方がない。
一度電話して、もしでなかったらその時は諦めて
今回で最後と言う条件で合コンに参加しようと決め
達央に電話をかけた。
3・・・・4・・・5・・・・6、コールは続くが出る気配がない。
10コール目で出なければ諦めよう・・・
8・・・9・・・・10・・
出なかった。
そうだよね。だって忙しいんだもん。
優花は電話を切ると美由紀に参加すると返事をした。
「え?」
「電話したけど出なかった。凄く忙しい人だから・・迷惑かけたくないし
ただし、合コンは今回限りね」
美由紀の顔がパッと明るくなった。
そしていつもの様に詳細はメールでと言い残し、さっさと姿を消した。
・・・・今回限りっていったけど、わかってるのかな?
優花は溜息を着くと休憩室の椅子に座りお弁当を食べ始めた。
さっきの美由紀とのやり取りを思い出すと何となくお弁当の進みが
遅くなる。
何でだろう。
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