漫画みたいな恋がしたい
うそ、初めて聞いたその話

なんで私のせいなの?

私がいったい何を言ったの?

頭が真っ白になり全身の震えが止まらなくなっていた先輩たちは顔を見合せクスクス笑っていた

「じゃあ私達帰るから」

「あの…待って下さい…私が何をしたんですか?教えて下さい」

先輩の腕を掴み引き留めた

「やだ、痛い離して」

先輩は力強く腕を振りほどいた

「きゃっ―――」

ドサッと大きな音と同時に、こまちは床に倒れた。地面は湿ってぬかるでいたので制服は泥だらけ

先輩達はヤバそうな顔している

「あっ、あんたが腕掴むから振りほどいただけだし」

こまちは起き上がり

「わかってます」

「そっ、それ以上の話は知らないよ
幼馴染みなんでしょ自分で聞けば!
もう行こう」

先輩達は逃げるように帰って行った

先輩からの呼び出し、そして泥だらけの制服。教室に戻った時の生徒の視線明らかに違った
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