・約束
オレ達は一線を越えた。
芸能人とか一般人とかではなく、一人の男と女として…
これからの事を心配する春夏を愛おしく感じる。
そんなに気にしなくったって大丈夫なんだ。
がむしゃらにやってきて今がある。
もしも、春夏との事で崩れ去っても
また始めればいい…
何度でもやり直せばいい
春夏には部屋のカギを渡しておくことにした。
オレが居ない時でも、自由に出入りできるように。
そして、朝一で坪井さんに連絡を入れ、怒鳴られることを覚悟して
事情を説明した。
坪井さんは、
「やっぱりな。こうなると思ってたよ」と
笑っていた。
さすが敏腕マネージャーだ。坪井さんには敵わない…
坪井さんは早速、春夏の会社へ連絡を入れ打ち合わせを予定した。
「・・・後は任せておけ」
心強い味方が居てくれることに感謝するよ。