君の隣で笑う私。
2-好きだなんて、あるわけない。
その日の委員会は、
すぐに終わった気がする。


なぜなら、ずっと頭から
清水のことが離れなかったから。

あたしが清水を好きなんて…
あり得るわけがない。


「そんなわけないのに…」

あたしの目の中に、手のひらが映った。

「世…世莉…」
「世莉?大丈夫?なんか最近おかしいよ?」

そういえば、委員会が終わってすぐに、千夏とムックに行ったんだった…。


「そうかな?大丈夫だよ?」

「大丈夫じゃないでしょ?今日はもう帰ろっか。」

「うん。ごめんね…」
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