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つかの間のお盆休み。

恭哉も自分の実家へ顔を出すと言うので、私もとりあえず久し振りに実家に戻った。


「お正月にも帰ってこないアンタが帰ってくるなんて、まぁ珍しい!
今日は雪でも降るんじゃないかしら?」


せっかく気を使って帰ってきたのに、いきなりお母さんの嫌味で歓迎された。

確かに、今年のお正月は帰ってなかったけど。


「いいんじゃないの?
雪でも降れば、この残暑だって少しはマシになるわよ。」


そんなセリフと苦笑いをお返しして、私はリビングに向かう。

8月に雪なんて降ってたまるもんですか!

気象庁だってビックリ。
異常気象にもほどがあるってモンよ。


「おお、佐那子、元気そうだな。」

「ただいま、お父さん。」


ソファーに座って、テレビを見ながらゴロゴロしていたお父さんが、私に薄っすら笑顔を見せる。


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