だだっ広いワンフロアには数多くの机が並び、その間を人が忙しそうに立ち働いている。

電話はひっきりなしに鳴り響き、人の話し声があちこちから聞こえてきて絶えることはない。

「部署の壁を失くす」という名目の下、この不況の時代に人員整理と経費削減のために行われた各部署の集約は、一つのフロアに容赦なく人とモノを詰め込み、メッカのような大にぎわいである。

確かに社内の風通しはよくなり、今まで何をしてるかよく分からなかった部署との交流が盛んになり、仕事も部署を超えて助けあったりして今までにない風を感じた。

でも私はこの喧騒が苦手だった。

私は上原凜花。某2流女子大学卒、勤続3年、平凡な容姿に内気な性格は社内一地味ともっぱらの評判です。

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地味OL  オフィスラブ  イケメン  俺様  無愛想 

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