遊雪の詩集
隠し事
貴方を嫌いになれたら
って何度も思うけど―…


貴方が嫌い
貴方が嫌い
何度も唱えてみる
だけど
想いは反比例して
好きがつもってく


涙がこぼれ落ちて
好きって
貴方が大好きって思うんだ
叶わなくても…


笑顔の裏に涙は隠して
彼女と幸せになれたら
いいねなんて嘘吐いて
彼女の事を話す貴方の隣で

どんなに
どんなに
嫌いって言ってみても

貴方を好きになるばかり 
やめたい
やめたい
こんな気持ち

消えればいいのにな…

思えば想う程に
涙が溢れて

涙が溢れるたびに
貴方が好きになって

好きになればなる程に
現実を突き付けられて…


辛い
苦しい


……やめて

気づきたくないの!

もう見たくないの

彼女の事を話す
貴方の笑顔は

嘘なんて…
吐きたくないのにな…


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