視線を上げられないまま、静かに自分の運命を呪っい、こみ上げる感情をグッと押し込め応える。

「泉は……悪くないよ……」

その途端、弾かれた様に泉が叫んだ。

「じゃあっ! 俺を見てよっ!」

カーテンの傍を離れ、私の前に立ち尽くす。
頭上から降り注ぐ強い想い。
包み込むような強い愛。
聞こえてくる泉の切なすぎるほどの感情。



未知が好き
傍にいたい
一緒にいて
抱きしめて
愛して
俺だけを見て
苦しくて仕方ないんだ
好きで、好きで気が狂いそうだよ



切なく、色濃い想いのたけ。

心の中に、意識の中に流れ込んでくる強い想いに、私は耳をふさぐことができない。

目の前に立つ泉を見上げれば、唇をきゅっと噛み締め、切なさに瞳が揺れている。
こんなに好きなのに。と強い意識が語りかけてくる。

「泉……」

私の唇から零れた泉の名前。
それに反応したように、そっと頬に泉の手が伸びてくる。