ナツコイ
彼の気持ち


ある日、園田くんが一人でお店に来たとき、私は連絡先を聞かれていた。



特に断る理由もなかった私は、
園田くんに連絡先を教えた。



そして今日、私は園田くんに近くの駅まで呼び出されている。



デニム姿と、今日もラフな格好。



「別にデートとかじゃないし…」



でも園田くん、なんだろう?



何か…はなし?



ユイがそう思った時、後ろから声をかけられる。



「愛原っ」



その声にユイが振り向くと、制服姿のハルキが立っていた。



「園田くん、部活お疲れっ」



「おぅ、サンキュー、今日は突然呼び出してごめんっ…」



「ううん、何か…はなし?」




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