後輩に惚れた先輩~ドS後輩に惚れた弱み~
「ねぇ中村ジュン」


J「なんでフルネームなのw」


「...別に」


J「じゃーなに?

マキちゃん?w」


「ちょっと、やめてよっ!//」



ちょっと一瞬ドキってした。
"マキちゃん"って言った時の笑顔にちょっとだけ、ちょーっとだけ!



そのまま、あたしのブランコをユラユラと揺らす無邪気な中村ジュン。



J「どうした?」


「...あ、いや..家帰らなくてもいいのかなーって」


J「そんなことなら自分の心配したら?女の子なんだから~」


「...あたし1人暮らしだし」


J「....」


「なに?」


J「あー、なんか熱っぽいかも...」


「は?」



ちょちょちょ、急に立ちあがってフラフラしだす中村ジュン。



J「ん?ちょっと待って。なんで中学生が1人暮らししてんの」


「...家の事情。
お母さんはアメリカ、お父さんは他界」


J「...ふーん..頭痛い。熱がある」


「うわっ!」



フラフラフラフラしたあげく、あたしに寄りかかる中村ジュン。



「ちょっと...」


J「ん。あったか」


「変態..!!!///」



((ドンッ!


「な、なにすんのよっ!//」


J「...突き飛ばす事ないじゃん」



あたしに寄りかかってきた中村ジュンはあたしの腰あたりを触ってきた。

..つい突き飛ばしちゃったけど..まぁ、今のは仕方ないよね..


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