声優になりたい!
声で出会った人
あたしの学校はなんかおかしいかもしれない。ここに誰もルール守らない。ですから、生徒会会計として部活パトロールしなければならない。時々あるクラブが留守はずの教室を使う。ですから毎日放課後パトロールする。
「ちょ…ちょっと先輩。嫌だわ。」といきなり聞いちゃった。走って教室へ行った。
「待つから帰ってください。だって…先輩のことが」そんな声はまるで天使のように発声した声だ。萌と言えば多分十分ではないかも。こんなきれいな声が出せる女の子がいればきっと美人だ。2。5の不思議だ。ドキドキしながら
「ダメだよ!いけないよ。」と男は返事した。いったい何なんだよそいつ!?アホかな?そんなかわいい声に断るなんて…あたしなら放さずギュッと抱きしめてたぶんキ…ダメ!あたし女子なんだから!
「あんたバカか?」強い女子の声が出た。賛成。バカだ。「唯一のチャンスかもしれんわ。」そうよ!そんなかわいい後輩と付き合って彼女ができていかないでくれ。いや、逆に行っちまえ。そうならあたし、あんたの代わりに…
「けど…」
「男でしょ?さっさと続きなさい。」続く?何を?
「答えは?先輩?」彼女だ!黙って置いたけど世界の中で完成美人の一番近い存在。2.5女子。困る…そのバカ先輩は断っちゃったらあたしのチャンスだけど彼女の泣き声聞きたくな…いや。聞きたい。きっとかわいいから。
「いや…離れて、先輩。近過ぎ…ダ…ダメ!」やばっ!速く走ってドアを開けた。彼女を救わなければいけないから
「三人とも何をしてる?」と叫んだ。

「ブッ!三人?」
教室に2人しかいなかった。2人は3年生だ。男女しか。男子は鴨川はるま先輩だ。背があまり高くないけどクラスメイトによっていい顔だ。イケメンとかかっこいいとかあたはし知らない。髪短いし真っ黒けどスタイルな髪型。それに目が大きくてその瞬間太陽が直接に与えたから緑っぽくなった。そしてあたしに直接に見た。恥ずかしがった。顔一秒で真っ赤になった。なんか少しだけかわいいかも。もう一人のは女子先輩だった。大上敦子さん。オオカミ女とよく言われている。すごい美人だ。背が高いし髪長くて真っ黒いし目も大きいし海のように青だ。お母さんフランス人だそうだ。
「ははは!本当か?」急に笑い出した。大声で。あたしに?いや…そうじゃなさそうだ。多分鴨川先輩に。
ちょっと待って。2.5天使はそこにいるの?まさか隠したかも。三人いると思ったけど。いや、間違いなく三人いた。強い女子の声がきっと大上先輩でその『アホ先輩』は鴨川先輩で…2.5の声の持ち主は、天使は?
「あの…すみませんがここにいるのはいけません。さんにんともどうか出なさい。」と頼んでおいた。
「笹原さんだよね。生徒会会計。」と大上先輩と尋ねた。三歩近づいて顔に見た。「ここにいるのは三人だと思ったよね。キミ有名だと知ってた?変態とよく言われるけどそれはズルいと思わない。ただ女子好きだよね。あれはそんなに違うのか。」だんだん近づいて来た先輩が真面目な顔で言った。「知らせてくれ。僕のこと好き?」手で髪を撫でた。すごく緊張していたので多分心臓とまるかも。
「ち…ちが」息苦しいほど言えない。何も。
「ちょっとあっちゃん!やめて。」鴨川先輩は急に手で大上先輩をとまった。怒りそうな顔で大上先輩を見ていた。助かった。「安心しろ、笹原さん。去って出るから。2人は。2人しかいないから」
「ッチ。」大上先輩だ。
「あの…すみません。」
「もう大丈夫、笹原さん。行くから安心。」
「いや…その…そのかわいい声なんですけど」
「こいつだ。」背中を向いて大上先輩が鴨川先輩を指した。
鴨川先輩は二度と真っ赤になって速く走って去った。怒ってるかな?それとも恥ずかしいかしら。分からないけど二度と会いたい。助けてくれて勇気をもらった声で出会った人に。
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