もう一度会えたら…。

『好きよ。
愛してるわ』

少し下を向くその姿が可愛くて…。
愛しくて…。
そっと手を伸ばした…。





『愛しています…。
とうさま。
決して悲しまないで…。
独りではないから。
愛する人達が側にいる。
愛してくれる人達がいる。
寂しくないわ…。
ありがとう。
とうさま。
愛してくれて…。
ずっと想っていますから。
忘れないから。
見守っていてくださいね…』

そして、精一杯の微笑みを向ける。
そうすると、棺で眠る父の顔が微笑んだように見えた。

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宿命  殺し屋    一族  戦い  運命  死別  調導