オオカミさんと子リスちゃん
3 身勝手なオオカミさん
猛暑日が続く夏休み。


大上さんと一緒に夏休みの宿題とお勉強をすることになった。


…、と言っても私から決してお願いした訳でもなく、無理やりと言うか強制的に約束させられてしまったのだ。


「俺が、教えてやるよ。」


頼んでもないのに、上から目線で…。


「受験生なのに大丈夫なんですか?」

と尋ねると、

「俺、学年トップだから。」

あっけらかんと答えた。


「…、そ、そうですか」

返す言葉がない…。
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