・約束・２

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久しぶりに休日が合い、私は雅紀を連れて雅也のマンションへ。


「パパ～♪」


「おぅ！雅紀、元気にしてた？」

雅紀は玄関から雅也に飛び込む。



「あれ？また少し重くなった？」

抱っこした雅也がしみじみと言った。





・・・やっぱり親子だ。出会ってスグに彼らは打ち解けていた。
今は未だ、簡単には会えないけど２人にとっての貴重な時間を
大切にしてあげたい・・・



「春夏、婚姻届貰ってきてくれた？」



「うん。はいコレ」

区役所で貰ってきた婚姻届を雅也へ渡す。



「うわぁ・・・こんな薄っぺらい紙なの？」

「そうだね」



「皆が‘紙切れ一枚の関係’とかって言ってたのが
　何か分かるかも・・・」

「ふふっ」