この会社には野獣が居ます
「絶対に誤解してるじゃないの!知らないからね。やっと匠に春が来たと思ってたのに~。」



春が来たってなんだよ
俺は自分から女を寄せ付けなかったんだよ



恰も 俺がもてない言い方だな



「振られたら お見合い進めてって言っちゃうからね。高橋さんとの噂があるから お見合い止めててあげたのに。」



そうお袋は俺に見合いをさせようとしている



俺があまりにも彼女を作らないからだ 
会社で人気があるのは梓から聞いてるみたいで知っている



それなのになぜ?って もしかして男が好きなのかしら?って梓に相談までして 呆れて何も言えなかった




「おばさん 心配してるんだからね。」




「わかってるよ。」




自分の人生だ自分で決めたい



軽く流していた



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