「……うぇぇ。マジキモい」


ベッドの上で目を覚ました私が、最初に呟いた言葉はそれだった。


やけにリアルな悪夢にうなされたけど、カーテンの隙間から射し込む光を見たら嫌な夢は忘れられる。


……あれはやっぱり夢だったんだ。


窓を突き破って放り投げられた事も、その後学校にいた事も。


だって、窓ガラスが割れてないもん。


ベッドから足を下ろした私は、枕元の携帯電話を手に取り、その画面を確認した。


「はぁ……まだ木曜か。明日も学校に行かなきゃならないんだね」


別に学校に行く事は嫌じゃないけど、何言ってるか分からない授業が意味不明で。


スウェットを脱ぎ、鏡の前で私は物足りない胸をさらけ出した。


……朝起きたらこの胸が、ドーンと大きくなっている。


なんて想像を何度してみた事か。


「……ま、これからだよね」


いつもとは何も変わらない朝、制服に着替えて学校に行く準備を整えた私は、朝ご飯を食べるために部屋を出た。


でも、私は良く考えるべきだったのかもしれない。


昨日の夜、私がいつ眠りに就いたのか。


それだけは、どれだけ考えても答えが出なかった。

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