いつまでも
2 図書室
私は基本的に、神様とかなんとかいう存在を信じていない。

目に見えない物しか信用しないので、幽霊も然り。

そのことを愛理に話すと、つまらないと一蹴されてしまう。



でも、私が彼に出会ったあの日。

それは神様からのプレゼントじゃないか、だなんてこっそり思っている。

誰にも言わないけれど。


とにかく、その日は私が失恋をした日から1週間後、思っていたより早く訪れた。
< 23 / 53 >

この作品をシェア

pagetop