流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






「そうなんだ

親が心配するから、ダメなんだ。」




チクッ


胸が針で刺されたように、悲しい気持ちになる。


自分で言って、自分で傷つくなんて。


私には、心配してくる母も父もいないのよ。




「親には逆らえないもんねー。」



日向がそう言って、苦笑いを浮かべる。



「そうね。」



親の言うことを聞けない、私はダメなこ。


悲しくなって、下をうつむいた。






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