~もう一つの再会~



―――同窓会当日


同窓会の場所は地元の駅前にある美味しいと評判の創作居酒屋。始まるのは6時からだけど、その前に近くの喫茶店で未久と待ち合わせをしていたから4時過ぎににマンションを出て電車で地元に向かった。


地元までは電車で約1時間。それほど遠くない。


あれから先生は2回ほど私のマンションに来た。でも同窓会に行くってことは言ってなかった。


「莉羅、お待たせ~」

「あ、久しぶり~」


未久は相変わらず元気がいい。私の前の席に勢いよく座りマシンガントークが始まる。


「で、莉羅は彼氏とかどうなの?」

「彼氏?」

「まぁね~2年前に痛い目に合ったから男はこりごりとか思ってるんだろうけどさぁ、今の内に遊んどかないとすぐ年取っちゃうよー」

「う、うん……」


未久は普通の人なら気を使って触れてこないことでも平気で話題にする。でも、それが彼女のいいところなのかもしれない。


だから私は今でも未久とこうして付き合ってるのかもね。他の人には絶対に言えないことでも未久にだけは話すことが出来た。ただ、一つのことを除いては……


「デリヘルのバイトは辞めたんでしょ?」

「うん、やっとね……」

「そっかー…よく頑張ったね。これからは過去のことは忘れて普通に彼氏作って楽しまないと!ねっ?」


普通に彼氏作ってか……


先生の顔がチラつき、後ろめたい気持ちがあった私は無意識に未久から目を逸らしていた。


この作品のキーワード
オフィスラブ  ホワイトデー  再会  同窓会  大人女子  裏切り  同級生  クリスマス  親友  大人の恋