昨日の沈んだ気持ちも一晩眠れば薄れていた。




いつもと変わらない私の一日が始まる。



モリに手配してもらった代車にお気に入りのCDを持ち込んで出勤した。


いつもと変わらない、はずだった。



営業マンが出払った午後の静かなフロアー。

土曜の打合せに必要な書類の確認をして、頼まれた見積り依頼をFAXして、休憩をしようと小銭を用意して立ち上がった所で課長に呼ばれた。


「三好さん、ちょっといいかな…」


課長の後をついて招き入れられたのは、昨日慎ちゃんに甘えたばかりの打合せルーム③。


「悪いね、週末の打合せの準備でバタバタしている時に」


「…いえ、大丈夫です」


テーブルを挟んで向かいに座った課長がいつもより他人行儀な気がした。


この作品のキーワード
泣ける  オフィスラブ  三角関係  友達  年上彼氏  切ない  純愛  大人の恋愛  しっとり  じれじれ 

感想ノートに書き込むためには会員登録及びログインが必要です。