小柄で目立たない子


それが真亜子への第一印象だった。


日曜日の夕方のアニメの主人公を思わせる髪型の彼女から何となく感じる好意を含んだ視線や仕草。

控えめ過ぎて気付きにくいアプローチの数々。


仕事で接することも少ないし、若すぎる彼女の好意には気付かない振りをしていた。



「お忙しい所すみません。図面の変更をお願いしたくて…」


図面の変更なら、内線で十分なのに…と思いながら声のする方を見た。


いつもと少し様子の違う彼女だった。

「いいよ、どこの現場?」

差し出された図面は、赤ペンで変更希望と書かれた付箋が幾つも貼ってあった。

小さなメモを見ながら普段より早口気味に手振りを交えて説明する彼女と、付箋を貼られた図面を交互に見ていた。


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