いつまでも君を想う〜一途な君に一途な恋〜
あの時のキミ
「うわああああん!」
家の近くの公園で四歳の私は泣いていた
大好きだったおじいちゃんからもらった貝殻のついたブレスレットをなくしてしまい、さがしまわっていた。
時刻はもう5時をまわっている。
冬の5時は暗いから、見つけるのも難しい。
「うぅっ…おじいちゃん…ごめんなざあい…かたみなのにぃ…ひくっ」
かじかんだ手を顔に当て泣きじゃくっていた。
もうみつからない。そう思って帰ろうとした。