浅葱色に射す一筋の泪
電車




優愛「母上! 鉄道が出来たんでしょ?
私、乗りたい!!!」


キラキラと目を輝かせる長女優愛……


勇司「俺も乗りたい!!!」


歳輝「俺も………」


誠「僕も〜〜〜!」


総司「私も〜〜〜〜!!!」


明治二年に鉄道開発が行われたが、
版籍奉還から廃藩置県に伴い、政府が約2400万両(現在の価値でおよそ5600億円)もの各藩負債を肩代わりすることになったため、建設予算が下りなかった


優輝菜が慶喜と桂さんに貿易をもっとしろと持ちかけ、大分早く借金を返し終わり、鉄道開発も早く進んだ





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【歳、優輝菜の子供】
優愛・勇司12歳。 歳輝7歳。


【総司、優衣の子供】
誠5歳。 愛優4歳。


優輝菜「歳の休みの日に行くかぁ!!」


総司「良いね〜〜〜!!!」


優輝菜「お前は誠と愛優を連れて行けば良いだろっっっ!!!」


総司「どうせなら一緒に行きましょう」


優輝菜「何するにも常に一緒じゃなくて良いんだけど?」


優衣「まぁ。良いじゃん?優輝菜」


優輝菜「何でお前らは何も企画しねぇんだよ!!」


優衣「面倒くさいし……」


土方「次の休みが総司と一緒とは限らねぇだろ」


只今、晩酌中。毎日うちに来ては呑んでいる総司と優衣


優輝菜「たまには家族で行きたいしね?」


総司「私達も家族だし、従兄弟も仲良しだし?」


土方「お前らはもう寝ろ〜〜〜。鉄道には乗せてやる。楽しみにしとけよ?」


子供達「わぁ〜〜〜〜〜〜い!!!
お休みなさ〜〜〜〜〜〜い」


大人達「お休み〜〜〜〜〜〜!!!」

バタバタバタバタバタバタバタ


土方「走らないっっっ!!!」


優輝菜「歳。どうすんの?」


土方「良いんじゃねぇの?」グビグビ


優衣「流石!お兄さん!」


総司「優輝菜とは違うね〜〜〜!」


優輝菜「歳は総司に甘過ぎるっ!
総司は、全っっっ然!父親らしさが無い!!!」


総司「相変わらず優輝菜は煩い」


優輝菜「出てけぇーーーーーー!!!」


総司「ん〜〜〜〜〜〜。やだ!」


土方「優輝菜。子供達が起きる。静かにしろ」


優輝菜「もう寝る!お休み!!!」


三人「お休み〜〜〜〜〜〜!」




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