浅葱色に射す一筋の泪
訪問者




翌朝……


スパンッ!

優輝菜「起きろっっっ!!!」


みんな起きていた。


いや…………。誰も寝ていないのだろう


翔「これからどうなる………」


優輝菜「朝ご飯。こっちでは朝餉って言うんだよ」


翔「んな事はどぅでもいいっっっ!!!」


優輝菜「糞餓鬼……飯食わないで先に進める訳ねぇだろ」


翔「糞ばばぁ。俺らを未来に帰せ!!」


ズガンッッッ!


土方「俺の優輝菜に糞ばばぁなんて言わせねぇ……」

土方の回し蹴りは相変わらず健在だ。


翔「ってぇーーーーーー!!!
貴様ぁ〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」


土方に食ってかかるが、翔の拳は全て掌で受け、簡単に畳に叩きつけた土方


土方「まぁまぁだな………」


全「っっっ!!! 強ぇっっっ!!!」


翔だって元ヘッド。相当強い………。


平助「弱ぇ〜〜〜〜〜〜………」


陸「んだと〜〜〜〜〜〜?」

今度は陸が平助に食ってかかるが、平助は魁先生。 土方の様に、相手の強さも確かめずに畳に沈める………。


優輝菜「平助は小さくて可愛い生き物だけど、此処の幹部。言わば特攻隊長だよ。 此処にいるのは全員幹部。 剣豪。

で、この人……。あんたらが昨日私が行く前に啖呵切ったのが、局長の近藤勇さん。 総長の山南敬介さん。」


全「近藤勇っっっ!!!」


近藤「ははは。元気だな」


山南「また賑やかになりそうですね…」


優輝菜「ご迷惑、おかけし、申し訳御座いません……」ペコリ


翔「……………………………。」


優輝菜「で、こっちが双子の妹。優衣」


翔「っっっ!!! 優衣っっっ!!!」


総司「私の妻に手を出したら瞬きしている間に天に逝く事になるから」


連合「んだとぉ?」


優輝菜「新選組一番組組長・沖田総司。

優衣の旦那。 組で一番の剣豪」


全「っっっ!!!沖田総司っっっ!!!」


総司「ど〜も」ニコッ!


幹部は其々自己紹介した


優輝菜「何であんた達が此処に来たかは知らないけど、帰し方は知らない。

昨日……何があったの?」


翔「追悼集会で134を走ってて、他のもんと乱闘になったんだ。 で、マッポが来たから逃げてたら……すげ〜光に包まれて、気付いたら此処にいた……」


土方「マッポとは?」


優輝菜「警視庁………」


土方「何だお前ら…。お尋ねもんか?」


優輝菜「私もそうでしたね………。」


土方「捕らえるか………」


優輝菜「この時代に暴走行為が罪になるなら………」


全「……………………………。」




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