堅物と翼と私
序章

もしも、翼が生えたら。


一度でもいいから、この、青く広い大空を駆け回ることができるなら、

この、人間や生物が築いた文明と歴史が広がる大地を一望することができるなら、

そのとき私は、なにもいらないかもしれない。
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