とびっきり甘い恋をしたいって思うの。
好きになって、告白して、成功して、付き合って。

優しい彼に毎日どきどきして胸がいっぱいで。
幸せをたくさん感じたい。

手を繋いだり、抱き締め合ったり、キスをしたり。
それはすべて恋人との甘くて愛しいもの――。



「いい?」


ベッドの上で囁かれた彼の言葉に、わたしは震えながら小さく頷いた。

付き合っていればこういうことをする時がくる。
これだってキスの次の甘くて愛しいもののひとつ。
でもね、未経験じゃないけれど、いつも緊張してしまう自分がいる。

今日は彼と付き合ってはじめてするから、すさまじい緊張だった。
いつまでたっても、こういうのには慣れそうにない。

わたしの肌を触る指は優しい。
なのに安心できなかった。


どんどん体に力を入れていく。
怖いとかじゃなくて、ただの緊張なの。
嫌だとかそんなわけじゃないの。

ぎゅうぎゅう、と、足に力が入っていって――


「いっ……たあああいっ!」

「――どうした!?」


わたしは両手をじたばたさせた。
彼は何事かと焦って体を起こす。

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