To important friends
「え、えーっと風香ちゃんは気づいたらここにいたんだよね?ここは…ちょっと他の次元で……あぁぁもうなんで説明すりゃあいいかわからねぇ。花織パスここはお前のテリトリーだろうが。」「えーこんなとこであたしに振らないでよね。稔君の馬鹿ぁぁ!!!」そんな声が一体に響いた。

「はぁ、えっと風香ちゃん。気づいたららここにいたんだよね?それについて何か思い当たることないかなぁ…?ここってねー時間の軸がちょこっとずれててね?まぁそれもこれもあたしのせいなんだけど…」なんて突拍子もないことを言う。たぶん私はとてもマヌケな顔をしてだと思う。
「ぶはっ。そりゃそんな意味わかんねぇこと言われてもな。理解できるはずねぇし。俺も詳しくはわからねぇし。でも花織がいるからお前の帰るべき場所にその時がくりゃぁ帰れるさ。その時まで俺等といればいいさ」なんて無責任なことを言う。
そんな無責任な発言も父に似たこの少年の言葉に、安心感を感じているのは間違いなかった……。
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